ドラムブレーキのオーバーホール
(ドラムブレーキにおけるブレーキフルード漏れの修理)

 

ドラムブレーキは左の図を見れば解りますが、ピストンシリンダーの作用によってブレーキシューを外に押し当てて回転しているドラムを止める方式のブレーキ装置です。

ここで、ピストンシリンダーからブレーキフルードが漏れたりしてしまうと、制動能力が低下してまうだけでなく、走行中、気付かないウチにブレーキフルードがなくなってしまい制動能力を失って事故るケースもあり、非常に危険な状態になります。
止まって初めて動かせるクルマですから、特にブレーキだけは注意が必要です。
また、片側だけ漏れていた場合、逆側も同じように劣化しているケースも多いので、片側だけ修理したところで、反対側が逝っちゃうのも時間の問題です。オーバーホールは左右同時に行うのが基本です。

今回はピストンシリンダーにおけるブレーキフルード漏れの修理を紹介します。

ドラムブレーキのオーバーホールキット
左右1SET4,000円くらい

作業に関する情報内容は「しのぱぱ」さんによる提供です。m(_ _)m

 

<作業録(1/4)>

まず、お約束のジャッキアップをする

ジャッキアップ時の諸注意はココをクリックしてね!

そいから前輪に輪止めをかけておき、サイドブレーキを解除する
ドラムブレーキを分解整備するときは、出来るだけ平坦な場所を選んで作業をする事!

次に、ドラムカバーを留めているビスを外してドラムを外す。
ビスが固い場合は、写真のようにドライバにモンキーレンチ等をかませると簡単にビスが外れる。
ドラムはサイドブレーキを解除しないと外れない。また、ドラムを回しながら引っ張るとドラムが外れやすくなる。

ブレーキフルード漏れが発生したドラムブレーキのシリンダー
周囲までブレーキフルードが飛散している。

ドラムブレーキを分解するべく‥
まずはブレーキシューから外す

プライヤーなどを使って、先にリターンスプリング(ばね)を外しておくと作業がしやすい。

取り出したブレーキシューはきちんと並べて保管しておく
ブレーキシューはちゃんと向きが決まっているので、メモしておくか、外した通りにきちんとならべておく。

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