クランクシャフトが回り出すと、今度はその回転力を今度は別の部品に伝えます。 その回転力の行方は大まかに分類すると、 ●クラッチ経由→ミッションシステム→車の動力 ●カムシャフト・タイミングギア経由(エンジン内部)→混合気導入系に還元 ●デストリビュータ−経由→点火系に還元 ●エンジン外部ベルト経由→ラジエタ−のファン(冷却系) ●エンジン外部ベルト経由→オルターネータ(発電機) ●エンジン外部ベルト経由→コンプレッサー(エアコン) というように様々なところにクランクシャフトの回転エネルギーが分配されます。 ここいらは覚えたところで、設備がなけりゃ分解できないのでこれくらいにしておきます。(笑)
クラッチシステムは日本語で「断続機」といい、エンジンとミッションの間の力の伝導を調節するシステムのことです クラッチペダルを踏んでいない状態では、クラッチ盤ががっちりとフライホイールに噛んでいるので、クランクシャフトの回転トルクが100%ミッションシステムに伝わっている状態です。 そんでもって、クラッチペダルを踏むと、クラッチマスターシリンダに作用し、油圧系を介して注射器を押さえる要領で、今までがっちりと噛んでいたクラッチ盤を、フライホイールからじわじわと離していきます。こういった要領で微妙なクラッチ調節が出来るワケです。