カーナビゲーションの取り付け
(クルマは古くても装備は最新!というあなたへ)


<カーナビの一般的な取付方法と配線図>

先程までは、カーナビの一般的な知識について述べてきました。ここからはカーナビのMINIへの導入(配線・取付)に関する基礎知識について述べていきます。
まず下の一般的なカーナビの基本配線図を御覧下さい。

ここで、ある問題に気付くと思います。そうです『車速信号』です。
前述の通りカーナビには「自立航法システム」というものが存在します。これには多くのセンサーが必要とされており、その殆どはカーナビ本体に内蔵されていますが、車速信号バックランプの信号は外部から取らないといけません。

MINIにおいて、一番の問題はこの「車速信号」です。通常の国産インジェクションモデルであれば、クルマのコンピューターからこの信号を引っ張ってくることができますが、MINIにはそんなハイテクなものはありません(笑)
解答から言いますと「別売の車速センサーを購入してスピードメーターのワイヤーケーブルに設置する」という作業が必要になってきます。
ま…下の写真のようなものですね…

加工スピードメーターケーブル(上)
価格5,000円 製造元:アキ・プロジェクト
汎用スピードセンサー(下)
価格7,800円 製造元:永井電子

両方ともMINIのスペシャルショップに行けば、
大抵の場合、注文してもらえる事が多い。

もちろん、ある程度の加工技術があれば
汎用のスピードセンサーと既存のメータケーブルを利用して加工することも出来る。

一般国産車の場合は、ピンの形状が「丸にツメ」でワイヤーを回しているが、MINIの場合は「2mm四方のピン」でワイヤーを回している。

コイツはメーターワイヤーの回転を電気的パルスとして拾うことで車速信号を発信するしくみになっています。要はタイヤの回転=電気パルスの発生=車速信号の式ですね!

その他、ちょっと精度は落ちるけどタイヤホイールに磁場を発生させる薬品を塗布してそこから車速パルスを拾うスピードセンサーなんかもあります。コイツは各カーナビメーカーから発売されています。

 

<実際の取付にはフィッティングマニュアルも参考にしよう!>

実際に、カーナビを組む段階になってくると、「どこから配線や信号を引っ張ってくるのか?」といった問題で結構迷うことがあります。
でも、カーショップなどのメカニックは「取付説明書」はもちろん、車種別に与えられる「フィッティングマニュアル」というものを参考にしてオーディオやカーナビ組んでいます。
このフィッティングマニュアルはWEB上ではSONYが配付しており入手可能です。
また、97y-RoverMINI1.3iのフィッティングマニュアルも入手しています。
とりあえず、ダウンロードして参考にしてくださいな‥

1998年式MINI-1.3i用
Fitting Manualのダウンロード
(PDF書類、容量128KB)

この書類を閲覧する為には
Adobe Acrobat Readerが必要です

SONYのFittingManual配付サイト

 

<最後に、こんだけ多くのユニットを一体どこに設置する?>

コレってMINIならではの問題ですね、永遠の課題ってか??(笑)
この設置スペースについても疑問に思ってるヒトも多いと思いますので、ウチのMINIを例に何を何処に設置しているかを参照までに紹介していきます。下に上げている例をクリックしてくださいな。

●テレビモニターの取付箇所の例

●NAVI本体・TVチューナー・VICSユニットの取付箇所の例

●GPS・TV・VICS等、各種アンテナ類の取付箇所の例

上の好きな所をクリックしてね!

ま…こんな感じでMINIにもとりあえずカーナビが搭載できるので、興味のある方は「カーナビ導入」も考えてみてはいかがでしょうか??

おしまい…