ユーザー車検を申し込んだものはよいものの、車検に受かる為には、検査に必要な保安基準をクリアするような最低限度の自己検査・整備を行わなくてはなりません。
それじゃ「整備をするといってもどんな整備を行えば良いのか」と言った事は実際に車検を受けたことがあるヒトでないと具体的な整備メニューは解りづらいです。
ここでは車検前にどんな整備を行えば良いのかといった事柄について解説します。
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■車検前の整備メニュー■
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車検前の基本整備は、「24ヶ月点検」という名目で法律で義務付けられています。
これは整備業者に頼んでもよいし、自分で行っても構いません。
その整備メニューは、下の「定期点検記録簿」と呼ばれる書類に書かれています。
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▲定期点検記録簿
(拡大写真はコチラ)
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定期点検記録簿の見方・書き方
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赤色[■]の部分
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整備項目を片っ端からチェックマークを記入していく。
レ:良好 ○:分解 ×:交換 △:修理
A:調整 T:締付 C:清掃 L:給油・給水
キャブ車なのにINJの項目だとか、付いてないのにパワステの項目とかいった
装備されていない装置などについては/線を引いておく
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黄色[■]の部分
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整備中に交換した部品を片っ端から記入していく
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水色[■]の部分
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排気ガス中のCO、HC濃度を記入するところだが、
ユーザー車検レベルでは測定器がないのが殆どなので記入しなくても良い。
業者に頼んで測定してもらった時は業者に記入してもらう。
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青色[■]の部分
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使用者または所有者の住所・氏名、車両の車台番号、車両番号
ユーザー車検の場合は、「整備を実施した者」の項目にも必ずユーザー本人の氏名・住所を書くこと。もし友人に整備を頼んでも必ず自分の氏名・住所を記入。
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緑色[■]の部分
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整備開始日と終了日、走行キロ数
ユーザー車検の平均整備期間は、仕事があるヒトで1〜2週間くらいで実質2日くらいかかる。休日に点検して、それから交換部品を発注してから次の休日に交換作業といったケースがほとんど。
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しかし、上の定期点検記録簿だけの情報では「単純に記録簿にもとずいて検査をした」だけのことであって、検査をしたから車検に受かるといった保証は一切ありません。
実際に車検を受けたことがあるヒトでないと、「実際どういう検査を行うのか」「どういう基準で合否が判定されるのか」といった事柄が解らないのが現状です。
まず先に、このサイトの「バーチャル車検場」で実際にどんな検査が行われているかを覗いてみましょう。それからこの車検場で必要な判定基準なんかも学んできてください。
これも参考にしてみると、「特に重点を置くべき項目は何か」といった事柄が解ってきますので、定期点検記録簿の見方が全く変わってきます。
僕の場合は、何度もユーザー車検を受けた経験がありますので、最低限の車検整備がどんなものであるのか分かっています。ですから24ヶ月点検の項目によっては手を抜くこともありますし、逆にブレーキ関係とかの重要保安部品の点検などは重点を置いて確実に整備を行っています。「あ・・この項目は先月自分で交換したからOK♪」なんてこともアリです。
それでは、実際に僕が以前、自分のクルマを車検に入れた時の整備内容を紹介します。
ここでは、「どんなことをやったか」という整備メニューだけを紹介しますので、
上の定期点検記録簿に記載の具体的な整備内容については、このサイトの陸事関連のエリアではなく、他のメンテ関連やリペア関連の項目を参考にしてください。
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