点火系バキュームホースの修繕
(マイナーだけど意外と重要な項目です)

点火系のバキュームホースって、なんだか御存じですか?
デストリビューター〜キャブレター間を繋いでいるエアホースなんですが、これは点火系統の点火進角装置と大いに関係している部品で、意外と重要な働きをしているんです。
点火進角装置とはエンジンの挙動に合わせてスパークプラグの点火時期を微調整するための装置です。これは主に2つありますがバキュームホースがきちんと接続されていないとエンジン負荷に見合った点火時期調整が出来ず、信号停止でエンストしたり、長い降坂でエンジンブレーキをかけた直後にエンストを起こしたりします。
点火進角装置についてもっと詳しく知りたい方はコチラをクリックして下さいね

割れてしまったジョイント部分
バキューム点火進角装置の該略図

バキュームホース自体は、かなり耐久性があるのですが、ジョイント部分はプラスチック製なので結構もろく割れやすいです。その上、このエアホースの径も小さく、DIYショップなどでもコレに合うサイズのゴムホース類もなかなか探すことができません。
今回は、ホースジョイントの不良で機能不全に陥ってしまった点火進角装置を復活すべく簡単な作業を行いました。

 

 <作業録(1/2)>

まずはデストリビューター側から‥
ボンネットを開け、フロントグリルを外す。
次いで雨水除けのカバーを外す。
通常ネジ2ヶ所で固定されている。

次にエアホースにジョイントをハメ込む
実は、エアホースジョイントの代用として「ギボシ端子メス用の絶縁カバー」がサイズがピッタリはまる。
絶縁カバーをエアホースにかぶせたあと、
配線バンド等で締めておくとよい。
(情報提供:Kings Road 沖縄店さん)

エアホースにジョイントを付けたら
デストリビューターに接続する

接続する部分は矢印のダイアフラムのトコ
デストリビューターからプラグコードを抜いておくと作業がしやすい

最後にプラグコードをしっかり差し込んでデストリビューター側の作業完了!
ここで接続順序を間違えないこと!(重要)
中央は点火コイルに接続して、スパークプラグ側への接続は写真の順序で接続していく。
スパークプラグの順序は右側(ラジエター側)から1番、2番‥と数えていく

まだ続きがあるよ!