ラジエター電動補助ファンの修復
(センサーが壊れたら手動式に切り替えよう♪)

みなさん、ラジエター電動補助ファンってなんだか御存じですか??
その名の通り、ラジエターファンの補助的な役割を担う装置です。
コイツが作動しなくなると、当然ながらオーバーヒートの確立は当然あがります。

メインファンはウォータポンプの回転部に取り付けられており、ラジエターの内側に設置されています。これはボンネットを開けると確認する事が出来ます。
もちろんウォーターポンプに取り付けられているので、カムシャフトの駆動力を得て回転します。
これに対し、補助ファンはラジエターの外側に設置されており、電気モーターが内蔵されていて、このモーターの駆動でファンが回転します。また、補助ファンはタイヤハウスから覗いてみると確認できます。

まず、下の図を見てみましょう。電動ファンが動く為には、ラジエターロアホースについている「水温センサー内蔵スイッチ」がONになると電動補助ファンが通電しファンが回るようになります。このスイッチは年式・モデルによっては、サーモスタット横に設置されていたりするものもあり、これについては「サーモスタットスイッチ」とも呼ばれています。
また、このスイッチの作動条件はON(水温98度)/OFF(水温93度)が通常のようです

今回、電動ファンが動かなくなったので、本来装着されている水温センサースイッチを無視して、トグルスイッチを使い、手動にて電動補助ファンのON/OFFを切り替えるようにする手段を選びました。
本来であれば、この水温センサースイッチを取り替えるのが一般的なのですが、この方法を知っておけば、緊急時の時に直結することも可能なので紹介しておきます。

上の図見て意味解らないヒトはココをクリック

 

<作業録>

ボンネットを開けて、電動ファンの配線を探す。
配線は、ラジエターの奥側付近を探すと配線を見つける事ができる。
通常はACC電源に繋がっているので
キーを差し込みACC-ONの状態で検電テスター等を使ってから探す。

検電テスターの使い方はココをクリック

配線が検索出来たら、このように圧着端子類を使ってコードを接続する
使用するコードは2本組みのダブルコードがオススメ!

圧着端子については
ココをクリック

配線類の接続が済んだら、
ダブルコードを室内に導入する

導入する場所は、どこでも良い。
エンジンルームと運転席の壁には、たくさん穴が開いているので、適当な穴を利用する。
写真は、クラッチのマスターシリンダの横穴から配線を入れている。

それから、このように導入した配線にトグルスイッチを接続し・・

綺麗に組み込めたら作業完了!
これで手動化の作業完了!!
コレやっちゃうと、結構スイッチの付け忘れとかで、気付いてみたら水温計が上がっていたりするので注意しよう!!

おしまい