デストリビューターの機能修復
(点火系ではもっとも重要で気を使いたい部品です)

デストリビューターは点火系統の中では、最も重要な部品の一つに上げられます。
この部品は、正確な点火タイミングでスパークプラグへ高電圧の電気を順序よく送っているだけでなく、イグニッションコイル(点火コイル)のスイッチの役目や点火進角装置など、1つの部品でいろんな役目をしているワケです。
もしポイントなどの接触不良などで、デストリビューターの機能が低下してまったら、レスポンスが悪くなるだけでなく、正確なタイミングにて確実な点火が出来なくなり、終いにはエンジン自体が動かなくなるケースさえ出てきます。それだけ、この部品には気を使いたいものです。
今回は、デストリビューター内において消耗部品とされている「デスビキャップ」「ローター」「コンタクトブレーカーポイント」の交換を行いました。
ここで紹介するのはLucas製「59D4型」デストリビューターでの例です。
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<用意するもの>
ローター(左)とデスビキャップ(右)
なるべくセットで購入するようにする
コンタクトブレーカーポイント
付属のスポンジはなくさないように注意!

デストリビューターは車種・年式により異なるので、デスビキャップやローター、コンタクトブレーカーポイントなどの形状も当然ながら異なってきます。
購入する時は、必ずショップの人と相談してから購入することをオススメします。

 

 <作業録(1/3)>

まず始めに、作業前の準備をする
ボンネットを開け、フロントグリルを外す。
次いで雨水除けのカバーを外す。
通常ネジ2ヶ所で固定されている。

デストリビューターのキャップを外す
デスビのキャップはツメ2ヶ所で固定されている。ドライバなどでコジって外す。
先にプラグコードを全て外しておくと作業がしやすい。

取り外したデスビのキャップ
写真ではちょっと解りにくいかもしれないがポイント部分がかなり潰れている。
ちなみに、これは2年半使用したモノ。

デスビのキャップを外したら
次はローターを外す

ローターは引っ張ると簡単に外れる。

続きがあるよ!