先程までは、バルブシステムと、ピストンサイクルの事について、述べてきました。 |
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古いエンジンではこのバルブシートの部分にもカーボン(燃焼すす)が付着します。これは、排気過程〜オーバーラップの時に付着するもので、特にエキゾーストバルブの部分に多く付着します。ですが、このカーボンはバルブシートに均等に付着するので、バルブシートの機能は正常な状態を保っています。しかし、オーバーホール等で適当に手入れをしてしまうと、バルブシートのカーボンが部分的に取れてしまい、角度的バランスが崩れてしまうので、気密性が保たれなくなることがあります。そこで、燃焼室を手入れするときは、バルブシート付近は触らない方がよいのかもしれません。 |
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ここまで、述べて来たように、エンジン内では、さまざまな部品が1分間に何千回というもの凄い早さで動いているワケです… なんか…こんなもの作り出す人類もなかなか捨てたもんじゃありませんね…(笑) |
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