ヴァーチャル車検場
(車検場の仕組みと受験のしかた)

■総合判定と再検■
制御室 兼 総合判定室にいる検査員に
総合判定スタンプを押してもらう

第4ブロックが終了したら、最後に制御室にいる検査員に、書類一式を渡します。
ここで最終判定のスタンプを検査員に押してもらわないと、検査を受けた事にならないので、新しい車検証が貰えないどころか、翌日の再検査も受ける事ができません。

もし不運にも検査に落ちてしまった場合は、落ちた検査の項目だけ再検査を受ける事が出来ます。また、再検査はその日であれば何度でも受ける事ができます。
再検査を受けるときは、必ず第1ブロックの検査員に「○○の項目の再検です」と説明してから検査場内に入ります。
それから検査場入り口にあるインターホンで制御室の検査員にもその旨連絡します。
再検査で検査場内に入る時は、制御室の検査員が遠くから見て解るように必ずハザードを点灯させてから検査コースに進入しましょう。

再検前に検査場入口にあるインターホンで
制御室の検査員に連絡する。

遠くから見て解るようにハザードも焚いておく。

目的のブロックに到着したら、各ブロックに
設置されているインターホンで、
「これから○○の再検を受けます」と連絡する。

第2ブロックのテスタは、3つの検査が
セットで作動するため、再検査したい目的の
項目のボタンを押してからテスタに進入する。

テスタの種類によってボタンの形状が異なる為、
押す前に必ず検査員に訪ねる事。

最後に、当日落ちた場合、簡単な調整で車検に2週目で受かる事があります。
以下のヒントを参考に、慌てずじっくり考えて行動しましょう。

再短距離で再検に合格する為のヒント

サイドスリップ検査

とりあえずもう1週再検してから、それでも落ちたら何も考えずに陸事から外に出る。そしてサイドスリップテスタを置いていて、なおかつ持込んですぐにやってくれる整備工場をひたすら探す。行ってダメだったら「急いでいるのでこの辺どっかないですか?」とダイレクトに訊いても良い。
陸事で検査に落ちたくらいの状況は相手も解るので親切に応対してくれる。探せたら儲けもの!
作業時間は約30分くらいで工賃相場は2000円くらいでやってくれる。

ブレーキ検査

とりあえずもう1週しよう。
「和不足」判定の場合は、踏む力が弱かった場合が多い。
「左右不足」判定の場合は、エア抜きを行わなければならない事が多い。
「ひきずり」判定は、表示板の「はなす」の表示にはなさなかった事で落ちるケースが多い。

スピードメータ検査

何も考えずに陸事から外に出る。
そしてクルマを持っている友人にクルマを出してもらって40km/hで走行してもらい、40km/hのときにハザードなどで合図してもらう。
その時のメーターの目盛りをシールなどでマーキングしておけばよい。
頼む友人は比較的新しい国産車のユーザーの方が良い。
古い外車などに乗っている友人には頼まない事。

排気ガス検査

排気ガス中のCOおよびHCは燃焼室内におけるガソリンの不完全燃焼、すなわち酸素不足で発生することがほとんど。
エアクリーナが汚れていて詰まっていたり、触媒が汚れていて機能が低下していた場合にこの検査に落ちてしまう。
取り合えずエアクリ外して再検査受けてみよう!
また、キャブレターモデルの場合は、単にキャブのミクスチャが濃いだけで落ちる事がある。ギリギリ薄めに設定は車検用キャブ設定の基本!
インジェクションモデルの場合は、コンピュータのマッピングが狂っていたり触媒が汚れていたりするケースが多くメドが立ってから再検受けよう。

ヘッドライト検査

「光力」判定でおちたらどうしようもないので、すぐさまオートバックスなどへ行って、新しいバルブと交換する。交換時はもちろん両方とも交換する。
「光軸」判定で落ちたら、その内容を覚えておき、光軸調整ネジで調整しよう。両方とも落ちる事はまずないので、合格した方を参考に調整すると良い。壁などを使って調整しよう。

 

おしまい・・