マフラーから持続する白煙が出るようになると燃焼室にオイルが混入している可能性が高くなってきます。 オイル混入の主原因としては、バルブからの「オイル下がり」またはピストンからの「オイル上がり」と呼ばれる現象が考えられます。 ここで、「オイル下がり」は主にバルブオイルシールの劣化に伴うオイルの吸入が考えられ、「オイル上がり」についてはピストンリングの劣化に伴うオイルの吸入であることが殆どで、オイルの吸入についてはピストンサイクルの吸入過程で行われます。
ここでは、「オイル下がり」の原因と思われるバルブオイルシールの交換方法について御紹介します。
バルブ回りの部品名称は、あまり聞き慣れない名称だらけですが、仕組みと構造だけはきちんと把握しておきましょう。