オイル交換に関して言えば、クルマ好きのヒトなら、「こだわり」というか「持論」を持っている人もかなり多いと思います。特に、このサイトに来られてるヒトなんかは、MINIに乗っているヒトが多いと思われるのでなおさらです。
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僕の場合は「フラッシングさえやっとけば、メーカーは一切問わず、安けりゃ何でも構わない」と言うのが持論です。
ただ、オイルには「10W-30」とか言う粘度規格があって、国内では一般的に最も価格の安い「10W-30」を標準として考えると、「0W-20」なんか数字の低いものは「寒冷地や冬場用」、「15W-40」なんか数字の高いものは逆に「熱帯地や夏場用」と解釈し、「5W-40」なんかは「ワイドレンジの高性能オイル」というような解釈をして使い分けているワケです。(下表参照)
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例えば、「30W-50」の高粘度のオイルを冬場の北海道で使用すると、あまりにも硬すぎてエンジンがかからず、逆に「0W-10」の低粘度のオイルを夏場の九州で使用すると、さらさらし過ぎてエンジン内のギアの摩耗が激しくなるといった状態になります。
…ということは、オイル交換の目安が「シーズン毎(3ヶ月ごと)」であることも納得がいきます。
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APIサービス分類による規格
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SA
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無添加純鉱油で、最もグレードが低い。現在のクルマには適合しない。
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SB
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SAよりグレードがあがり添加油で酸化防止・ベアリング腐食防止等の性能が加わっている。
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SC
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ブローバイガス還元装置が付いていないクルマのエンジンオイル。
SBよりグレードが上がり、高温・低温環境における沈殿物防止・摩耗防止・防錆効果・ベアリング腐食防止などの性能が加わっている。
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SD
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ブローバイガス還元装置が装備されているクルマ用のエンジンオイル。
ブローバイガス還元装置が付いていなくてもこのグレード以上のオイルを使用する事。
現在のクルマに使用されるべきオイルの中で最も低いグレードのエンジンオイル。
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SE
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酸化防止・高温環境における沈殿物防止・防錆効果・腐食防止性について、SDよりは性能が向上している。現在のクルマにおいてはこのSEクラス以上が基本ライン。
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SF
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SEクラスに比べ、酸化安定性・耐摩耗性が向上されている。
特にバルブ回りの摩耗防止を目的に開発されている。
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SG
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1988年に新しく制定された新しいクラスのオイル。
耐摩耗性・耐スラッジ性についてさらに向上している。
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SAE粘度分類による規格
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耐久温度
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-30
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-20
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-10
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0
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10
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20
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30
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40
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50
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マルチ
グレード
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5W-30
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10W-30
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10W-40
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20W-50
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シングル
グレード
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5W
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10W
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20W
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30
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40
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50
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次に当然ながらオイルは使用すると汚れます。
一秒間にエンジン内の金属部品が何千回も叩いたり擦り合ったりしているワケですから、エンジンオイルも相当数の鉄粉の洗礼を浴びます。
よって「3,000Kmに一回の交換」という理由がここにあるワケです。
しかし、ただ1回オイルを交換した位では、エンジン内の汚れたオイルは綺麗に落ちません。そこでフラッシング(共洗い)というテクニックをつかいます。
これは、オイルを抜いた後、綺麗なオイルを入れてエンジンを数十分運転させ、エンジン内の隅々までオイルが行き渡ったら再びオイル交換を行うというものです。
ここでフラッシング用のオイルは一番安いオイルで構いません。
これさえやっとけば8,000Kmくらいはオイル交換をせずに済みます。
また、よく整備工場でやってる市販フラッシング専用オイルを使用してのフラッシングは、特殊機械を使用して、オイルを強制的にエンジン内で循環させ、洗浄していく工法であって、そういう点では、ちと意味合いが違う工法を採用しています。
市販のフラッシング専用オイルを使用する時は、添付説明書をよく読み、混合比等をきちんと理解した上で、普通のエンジンオイルに添加する形で混ぜて使用して下さい。
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<用意するもの>
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今度交換するオイル
夏場に向けて「15W-40」のものを使用
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フラッシング用オイル
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オイル処理用BOX
オイル自体は可燃物なので
燃えるゴミに捨てる
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ジョウゴ(漏斗)
オイルをエンジンに注ぐのに使用する。
こぼさない自信のあるヒトには必要ない。
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<作業録>
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