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エンジンの圧縮圧を計測するときには、エンジンが始動しないようにするために、
事前に点火コイルのプラグコードなどを抜いておく。
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次に、計測するシリンダのプラグを抜く
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プラグを抜いたついでに、プラグの状態もチェックしておく。
こんがりキツネ色に焼けていたら正常な状態で、白っぽかったらキャブの燃調が薄いかプラグの熱価が高い。逆に黒ずんていたらカブリ気味で、燃調が濃いかプラグの熱価が低いことが考えられる。
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圧縮圧を計測するには、コンプレッションゲージをプラグホールに押さえ付けておいてから、助手などに依頼してエンジンキーにてスターターセルを回してもらう。
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ここで実際に圧縮圧を読むのだが、なんせ圧力にはいろんな単位がある。
このゲージは圧力単位が[PSI]、[kg/cm2]、[Bar=100kPa]で表示されている。
どれもよく耳にするメジャーな単位だが、目盛の読み方は日本では経験上、
[kg/cm2]
単位を使用しているところが比較的多いと思う。
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そんでもって4つのシリンダについて調べた結果で、圧縮が正常なのか、圧縮漏れを起こしているのかが推測できる。
また、圧縮漏れを起こしている場合は、どのような種類の圧縮漏れなのかまでも推測する事が出来る。
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4つのシリンダについて圧縮圧が均等であれば、圧縮漏れを起こしている可能性は低い。
もし1番シリンダから順に「9.5-10.5-11.5-12.5」のような段階的な数値の格差が得られた場合は一般的にヘッドガスケットが吹けてて圧縮漏れを起こしているケースが多く、その数値によってガスケットのどこらへんから圧縮が抜けているかなども推測できる。
また、「12.0-12.0-9.5-12.0」のような部分的な圧縮漏れが起こっている場合は、ヘッドガスケットの吹けよりもバルブシートからの圧縮漏れや、ピストンリングからの圧縮漏れなどが推測できる。
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