キャブレターのしくみ

「キャブレター」は日本語で「気化器」という意味があります。
…しらんやった〜!(笑)
ざっと説明すると、「キャブレター」とは、ガソリンを気化させ空気との一定割合の混合気を作り、ガソリンを最も燃えやすいような状態にしてエンジンに送り込む為の装置です。
MINIでは、「可変ベンチュリー式」と呼ばれるキャブレターが採用されています。
では…このキャブレターがどんな過程で混合気を送り込んでいるのか説明します。

アイドリング時
スロット全開時
上の図はちょっくらピストンの動きを大袈裟に描写しています。

まず、エンジン稼働中はクランクピストンとバルブの作用で混合気を常に吸い込もうとする負の圧力があることを念頭入れて、話を進めていきます。
アイドリング時のキャブレターは、左側の図のようにスロットの弁が閉じており、「ニードル」と呼ばれる針の部分がガソリン噴出口である「ジェット」の穴を塞いでいるため、エンジンが吸い込む混合気のガソリン濃度は低い状態です。
そしてアクセルを全開にすると右図のようにスロットの弁が全開して、同時にニードルが負圧で上に移動する為、ジェットと呼ばれる穴から多量の気化されたガソリンが吸入されて、ガソリン濃度の高い混合気が作られます。コイツをエンジンが吸い込むと燃焼室での爆発はさらに激しくなりクランクシャフトが高速で回転するようになります。
いじょ…おしまい!