冷却系の作業を行う前に
(エンジン停止直後の作業は危険!)

「ラジエター」や「ウォーターポンプ」「ホース類」といった冷却系パーツの交換などを行う冷却系の作業は、基本的に、エンジンが完全に冷えてから行います。
しかし、時には、オーバーヒートなどで、エンジンが完全に冷めないウチから作業を強いられることも度々あります。
また、エンジン停止後、1時間以上経過した場合で、エンジンが冷めきっているように思えても、実際の所、冷却水は冷えていない場合があります。
ですから、冷却系の作業をする場合は、常に「ヤケドの危険性」があるということを、念頭に入れておいて下さい。そして「冷却系統の強制冷却」を行った上で作業して下さい。
ここでは、オーバーヒート時の対処などでも応用出来る「冷却系統の強制冷却」の手順について御紹介します。
ここで紹介する「強制冷却」は、エンジン停止後、30分以上経過して、エンジン本体がある程度冷めてから作業を行って下さい。

 

■冷却系統の強制冷却■

●エンジン停止後から、30分以上経過したら、ラジエターにまんべんなく水をかける
オルターネータやエンジン本体には、
なるべく水をかけないようにすること。

●ある程度、エンジンルームの熱気が引いたら、水に濡らしたタオルで、ラジキャップを緩める
ここでは、ラジエター内の、圧を抜くことが目的なので、完全にキャップを外してはいけない。
ラジキャップは、水温が高いウチは、かならず、濡れたタオル&素手で取扱う事!

●ラジキャップを扱う時は、間違っても、軍手を着けてはいけない
熱湯が手にかかって大ヤケドを起こすので、必ず、素手&濡れタオルを使って開ける。

●プシュ〜っと、ラジエター内の、
圧が完全に抜けるまで、ラジキャップを半キャップ状態で放置しておく
ラジキャップは、圧抜きの為に、半キャップ状態が保てるような構造になっている。
知らなかった人は確認しておこう!

●ラジキャップを取り除く時は、ラジエターの口から、熱いクーラントが、噴水状態に吹き出す可能性があるので注意する
取り去る時はキャップから顔を離す事!

●ラジエターに水道水を注水する時も、上記で述べたようなクーラントの噴水に注意しながら、少しづつ注水していく
ラジエターに注水する時は、上記と同様にラジエターの口から顔を離す事!
初めはゴボゴボ・・と蒸気を吐きながら入って行くので、初めは様子を見ながら少しづつ慎重に水道水を入れて行く。

ある程度、クーラントの蒸気が収まったら、水道水を全開にして、10分くらい時間をかけて、冷却系統を一気に冷やしてしまおう!
同時に、エンジンが冷たくなって行く様子もわかるので、作業可能な温度まで落ちたら。
そこで始めて、作業を開始する事が望ましい。

おしまい